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これはドリーム小説ですw
*久しぶりの朝*
「ねぇねぇ。スザク~起きてよ!?」
いくらゆすっても起きないスザクに少し苛立ちを感じた麗香は彼の布団をはがすことにした。
「ん・・・寒い・・・・」
はがしても起きない・・・・どれだけ疲れてるんだろう・・・と考えた麗香はそっとしておくことにした。
「おはよ~・・・・・」
パジャマのまま降りてきたスザクはまだ寝むそうだった。
「おはよう。もう、せっかく遊びに行こうと思ってたのに・・・・まぁ、仕方ないかw」
スザクの笑みに言いたいことを忘れてしまいそうになる。(怒ろうと思っていたw)
「こんなの久しぶりじゃない。ぼくたちが2人きりでゆっくりしてられるのだって」
「まぁ、そうだけど・・・いっか。久しぶりだしね」
そういいながら台所の仕事に戻る麗香をいとおしそうにみるスザクの目には昔の2人がうっすらと出てきていた。
*思い出の場所*
スザクと麗香は小さいころからの友達だ。 いつも二人でいて二人でいない時の方が少ないぐらいだった・・・あのときまでは。
ザー・・・・しきりに降る雨の音。屋根に強く当たる音。そんな時に、麗香はスザクに呼び出されていた。
「ねぇ?話って何?雨強くなそうだから早めに帰らないとママが心配するんだけど・・・・?」
そういう風に話を切り出しても、一向にスザクは話そうとしない。 でもいつもと少し様子が違うのに麗香は気付いた。 スザクを見つめていると、急に
「麗香は僕がいなくなったらどうする?」
「え・・・・・・?」
急に言われた言葉の意味がすぐには理解できなかった。何を言っているんだろう・・・・この言葉が頭の中をまわっていた。
「どういうこと?何を言ってるのかわかんないよ?・・・・いなくなるって!?」
急に高いビルから落とされたような感じになった。
驚きを隠せずスザクに色々聞いてみたものの、返ってくる言葉は・・・・
「その言葉の通りだよ・・・・・」
これの一点張りだった。
次に言った言葉は・・・・・
「僕たちだっていつかは離ればなれ・・・別れていくんだよ。ずっと同じ場所にはいられないんだ。それが少し早くなるだけなんだよ」
麗香自身もわかっていたことを改めて人に言われるとショックになるものだ。
何を言ってるのかわからなかったけれど、どうすればいいのか分からずに席を勢いよく立ち、降りしきる雨の中麗香は走って行った。頭は真っ白、錯乱状態であった。
「っ・・・くそ」
スザクの方も麗香に声をかけてやれなかったことに対しての自分へのいらだちを抑えられなくて椅子を蹴り飛ばした。そして心の中で
「でも、ああいう風に言うしかなかった。他には方法はなかったんだ。」
と何度も何度も繰り返して言った。